認知症の老人の描いた絵 2017年09月10日 カテゴリ:怖い話 認知症の老人の描いた絵で思い出した。 前働いてた介護施設であった実話だが、認知症の爺さんが絵が好きでいろいろ描いてた。 【認知症の老人の描いた絵】の続きを読む
わるいひとはつかまったらしけいね 後編 2017年09月08日 カテゴリ:怖い話 鉄の門が勢いよく開く音と軽快な足音がした。おれは全力で家の方に向かった。 しばらく走って住宅街にたどり着いた。その公園の角を曲がればもうすぐ家だ。後ろを振り返っても誰もいない。 おれは息を整えながらも早足で歩いた。 「わるいひとみっけ」 楽しそうな声とともに、公園の入り口から男の子が駆け足で出てきた。 【わるいひとはつかまったらしけいね 後編】の続きを読む
わるいひとはつかまったらしけいね 前編 2017年09月08日 カテゴリ:怖い話 夜中に家から15分くらいのところにあるTSUTAYAいったんだけど、何も面白そうなのないからそのまま出た。 帰り道に昔通ってた保育園のそばを通った。 ピンク色の背の高い柵のすぐ向こうが広場になってて、砂場とか滑り台がある。 懐かしいなと思って、ちょっとの間中を眺めてた。 【わるいひとはつかまったらしけいね 前編】の続きを読む
ユウイチくん 2017年09月08日 カテゴリ:不可解な話 俺の地元では毎朝6時と正午、それと夕方の1日3回、どこからか童謡のメロディが流れて 時間を知らせてくれるんだ。愛の鐘って呼ばれてた。 どこから聞こえてくるのかずっと不思議だったんだけど、ある時に友達のAが「ねぇねぇ、ユウイチくん(俺)、あの鐘って××山の上から流れてるんだって。いまからBと一緒に行ってみない?」そんなことを言い出して、 放課後その山に登ってみることになった。 【ユウイチくん】の続きを読む
秋田・岩手の山里に住む元マタギの老人 後編 2017年09月07日 カテゴリ:不可解な話 息を止めて箱罠を除くと、中にいたのはぐちゃぐちゃに腐り果て、その上の旱天に日干になった、見たこともない大グマだった いまだがつてこれほどの大グマにはお目にかかったことがない 惜しいことをした、面倒臭がらずに回収しに来るんだった……と思いながら箱罠を開け、 中からクマの死骸をひきずり出した瞬間、老人ははっと息を呑んだ 【秋田・岩手の山里に住む元マタギの老人 後編】の続きを読む
秋田・岩手の山里に住む元マタギの老人 前編 2017年09月07日 カテゴリ:不可解な話 秋田・岩手の県境の山里に住む、元マタギの老人の話が怖くはないが印象的だったその老人は昔イワナ釣りの名人で、猟に出ない日は毎日釣りをするほど釣りが好きだったそうだ。 しかし、今は全く釣りをしなくなったのだという。これには理由があった。 【秋田・岩手の山里に住む元マタギの老人 前編】の続きを読む
何を釣ったのかと、近づいてみると… 2017年09月06日 カテゴリ:怖い話 上司が釣り桟橋で夜釣りを楽しんでいたとき、隣の釣り客が何かを釣りあげたのだが 突然「わっ」と叫んで釣竿を、ほっぽり出してどこかに走り去ってしまった。 【何を釣ったのかと、近づいてみると…】の続きを読む
季節外れのキンモクセイの匂い 2017年09月05日 カテゴリ:悲しい話 ばあちゃんは手荒れが酷くてキンモクセイでオイル?を作ってハンドクリームにしていた。 そんなばあちゃんの手が大好きだった。いつも豆腐を買いに散歩した。危ない車道にばあちゃんがいて手を引いてくれた。 【季節外れのキンモクセイの匂い】の続きを読む
祖父が変な霊能力者のババアにはまった 2017年09月04日 カテゴリ:不可解な話 大学の頃、祖父が変な霊能力者のババアにはまったことがあって、 俺も一回見てもらえ、とか言われて連れて行かれたことがあるのね。 高級マンションに住んでて、金の仏像とか並べてる胡散臭いババアだったんだけど、 で、そのババアは死んだ人間の声が聞こえるとかいうやつで、 俺が水子に祟られてる、とか言ったの。 【祖父が変な霊能力者のババアにはまった】の続きを読む