2017年05月

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     急に拝み屋は動きを止めたかと思うと、真っ青になりトイレへ駆け出して行った。 
    高村は唖然としてその光景を見つめていたが、数分して拝み屋から今回の事の真相を告げられた… 

    「失礼しました、高村さん…今から告げる事は貴方にとって酷な事です、聞く聞かないは貴方が決める事です、どういたしますか?」 

    高村の決意は固く高村は拝み屋にこう告げた「どんな結果でもいいです、俺は本当の事が知りたいんです」 

    その決意をしっかりと汲んだかのように、拝み屋は暗く重たい口調で話し出した。 

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     由美さんを起こして話そうかとも思ったが、見てもいない由美さんを怖がらせる必要は無いと思い、その日は毛布に包まって必死で忘れようと眠る事に努めた。 
    高村はいつの間にか寝ていたのかアラームの音で目を覚ました。 
    由美さんはまだ寝ていた、いつもなら自分より早く起きて出勤の為の用意をしてくれているのだが珍しくまだ眠っているようだ。 

    「疲れが溜まっているのかな?」と考え、起こさずに身支度を整え高村は静かに家を出た。 
     

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     そんな億劫な毎日の中で高村は一つの考えに辿りついた。 
    「俺も人間の狂気に触れてみたい」 
    今思えば何処か壊れてたんだろうなと高村は語っていた。 

    高村が考えて導き出した答えは、狂気を生み出す原因の一つ「嫉妬心」を利用する、つまりは浮気をする事だ。 
    恵まれたルックスを活かし、何人もの女性と股をかけ、しかもわざとバレるような振る舞いをしていたようだ。 

    だが全く上手くいかなかった、皆が一様に浮気がバレる前に離れていくか、バレたらバレたであっさり終わりの繰り返しだった。 

    それでも高村は諦めずに繰り返し女性との関係ばかりを求めた。

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    今のようにジメジメとした梅雨の時期だ、友人の高村から一本の連絡があった。 
    「久しぶりに会わないか?聞いてもらいたい事がある」 
    就職で京都にいる高村とは連絡も途切れ、半ば疎遠となっていたが「聞いてもらいたい事」と深刻な赴きを感じた俺は二つ返事で了解した。 

    内容に入る前に軽くだが説明を挟ませてもらう。 

    高村とは高校大学ともに一緒で今思えば気味が悪い位に仲が良かった、だが周りから見たら俺と高村はどうみても友人同士として釣り合いがとれないように見えただろう。 
    高村はルックス、センス、運動神経、頭の出来、どれをとっても一流だった。 
    そんな高村に比べ、俺はこれといった才能も無く、本当にごくごく平凡な男だ。 

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     中学から続けていた陸上。スポーツ推薦で入学した大学だった。 
    ワンルームを借りて、念願の一人暮らしをはじめた。 
    引越しの日、なぜか水が出なくて困った。しかし、翌日には業者が来て直してくれた。 
    それから数週間あと、寝てる間に携帯が鳴り、出た途端に通話が切れる――ということがあった。 
    その着信は不通知だった。それは何日も続いた。
    なので無視するようにすると、もうかかって来なくなった。 
    そんなことはすぐに忘れて、その後一ヶ月くらいは何もなかった。 

    【こんな呪い?ってあるのか?】の続きを読む

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     真嘉比道(まかんみち)は 崇元寺から首里・儀保への抜け道です。嘉平川里之子の妻チルーの墓はこの真嘉比道にありました。 
    墓の入り口、嘉平川が石板をはずし中に入り白い布に覆われた棺の蓋を開けると・・・すでに体の肉半分がただれ落ちた妻の死体が現れました。 
    まさに鬼気迫る光景でしたが里之子はかなりのお酒を飲んでましたので怖いとも気味悪いとも思いませんでした。 
    意識がもうろうとした状況で嘉平川里之子は妻の両足を持参した金槌と長い釘で棺おけにしっかりと打ち付けました。 
    「よし!これで妻の亡霊は現れないだろう!」ようやく安心した嘉平川は家に帰りまた酒を飲んで寝てしまいました。 

    【真嘉比道の逆立ち幽霊 後編】の続きを読む

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     不思議なことにこの日を境に、嘉平川の病状は回復していきましたが・・・ 
    二目と見られぬ顔になった妻チルーに対して哀れさよりは嫌悪感が先立ってしまいます。 
    健康な体と明るさを取り戻した嘉平川里之子は 妻チルー以外の女に目を引かれ心をうつすようになり、、、 
    ついにナビーという寡婦(後家)と深い関係になってしまいます。 
    ・・・そしてこの情事がいつしか妻チルーの耳に入ります・・・・・。 
    病床の夫に余計な心配をかけまいと自らの鼻をそぎ落とし二目と見られないほど顔を醜くしたチルー。 

    【真嘉比道の逆立ち幽霊 中編】の続きを読む

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    昔、首里城下に嘉平川里之子という男がおりました。 
    「里之子」とは士族の男子の呼び名です。 
    しかし嘉平川家は名家ではなく王府の役職にも就いておりませんでしたので、その暮らしぶりは裕福とは縁遠いものでした。 
    その上嘉平川里之子は重い胸の病気を患っており寝たり起きたりの生活でした。 
    生計を支えるため妻のチルーは小さな商いをしておりましたがその合間にも機(はた)を織り献身的に夫を支えておりました。 

      【真嘉比道の逆立ち幽霊 前編】の続きを読む

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     今年の春先に、生まれて初めて目の前で人身事故に遭遇したんだ 
    自殺したのはスーツ着た若い男で、ホームから飛び降りる瞬間に携帯電話持ってたのと、鞄に銀色の仮面ライダー?のキーホルダーがついてたのを今でもはっきり覚えてる 
    目の前で人がぐちゃぐちゃになって死んだのを見て、トラウマになるとか発狂しそうになるとかよく聞くけど、ぶっちゃけそういうことは一切なかった 

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     そして時は流れ、2000年を少し過ぎた頃。 
    今度はその神主の子供が似たような症状を発症した。 

    慌てて病院に駆け込んだが、結局治療法などは当時の医学でも分からなかった。 
    医者も色々と調べてくれたが、
    はんとう病とかそういう病気に似てるが、実際はよく分からないとのこと。 

    ただその原因は断定はできないものの、可能性は推測はできたみたい。 


    【人食いの風習があったっていう土地 後編】の続きを読む

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