五歳ぐらいの頃、家からすぐ近所の宗教施設(新興宗教?だけど市の名前になるほどメジャー。ちなみにそこの信者ではない)の玉砂利が敷いてあるところを無造作にかき分けたら、剥き出しの心臓のような、痰の塊のようなぶよぶよしたものが下にあった。
何だろうこれ、と指で突ついてみたりしたけど、ヌルヌルしてた気がする。
親が気付いてたのかは知らないけど、もう行くよとせかされて、また埋めて離れた。
変な記憶だけど、太歳の話を知った時に、あ、これかと妙に納得した。
見つけた人間は幸せになるとも不幸になるとも言われてるけど、僕個人は概ね運が悪く育ち、大人になってからは幸せな部分と不幸な部分の格差が激しい妙な人生になってしまった。関係性は不明。
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