2016年07月

    390 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2011/07/28(木) 13:43:21.25 ID:1wYBOfieO [1/2回(携帯)]
    親戚のおじさんがすごい金持ちで、山手の金持ちの家ばかりがある場所に、別荘を持っていた。 
    夏休みになると、そこに泊まっていとこと遊ぶのが、毎年の行事になっていた。 

    ある夏、いとこが、夜に展望台にカブトムシを取りに行こうと言い出した。 

    別荘から20分くらい登った所に展望台があるのだが、車では入れず、地元民だけしか存在を知らない、寂れた所だった。 
    こに行くと、仕掛けもなしに、街灯に集まったカブトムシが取れるらしい。 

    夜の山を歩くことに内心びびってはいたが、カブトムシ欲しさに提案に乗ることにした。


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    311 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2011/07/23(土) 21:52:23.99 ID:5QuAF3E/0 [1/6回(PC)]
    俺のもだいぶ昔の話、もう15年ほど前になる。 
    その頃は20代で、適当に就職もして結婚前提の彼女もいた。まあ、今のかみさんだが。 
    その彼女の住んでいた隣の市までの往復に、ある山道を使ってたんだ。途中途中が細くてカーブが多く、 
    事故も耐えない細道だったが、周辺の公道が混みやすかったから、抜け道として便利だった。 

    その山道、地元の人間ならピンと来ると思うが、箱根を模したあだなが付けられていたんだ。 
    理由は道の両脇にラブホテルが立ち並んでいたこと。箱根の温泉街ってカーブの多い場所に温泉旅館が 
    並んでるだろ。あれをもじったんだと思う。本物の箱根みたいに賑やかではなくて、ひたすら暗くて気味の悪い 
    ところだったけど。


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    212 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2011/07/21(木) 12:10:54.48 ID:aSaCVaFj0 [1/7回(PC)]
    友人たちと、京都の山の方にある神社に行った。 
    わりと有名なところだから、ほかにも観光客はいっぱいいて明るい雰囲気の中、変わった女の子がいたんだ。 
    目が合ってからなんか付いてくるんだけど、話しかけられても声が遠くてよく聞こえないし、何より、ぴょーんと一回ジャンプするとめちゃくちゃな跳躍で、 
    さらに同行した友人たちはその女の子のことを見もしなかったから、ああ人間じゃないのかって思って。 
    霊感とか無いはずなんだけど、不思議とその、明らかに人間じゃない女の子のことは怖くなかったんだよね。 

    神社まで、川がすぐそばを流れてる山道を歩くんだけど、天気も良かったしすごく景色が良いというか、雰囲気が良い感じで、 
    いいとろこだねーって友人と話してたら、そうだろうそうだろうって、女の子は嬉しそうにぴょーんと跳ねてた。 
    神社自体は、その昔は丑の刻まいりに来た人もいたとかで、かけられた絵馬も誰それが別れますようにとかそういうどろどろした内容ばっかりで、 
    ちょっと怖い場所だなんて聞いてたわりに、清清しくてきれいだった。


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    258 : 102[sage] 投稿日:2011/07/21(木) 22:18:57.01 ID:K+F3ZuES0 [28/34回(PC)]
    もらったコーヒーを飲み終わった頃にAが浮かない表情で戻ってきた。 
    奥まで走ってきたAによると、あの林道は途中で消滅して獣道になっていたそうだ。 
    どこからか水の音はするが沢は確認できず、俺が見たという滝もとうとう 
    見つけられなかったと不思議がっていた。 
    獣道はもう少し奥に続いているようだったが、あまりにも細く険しすぎて 
    俺一人が夕闇のなか走破できる訳がないと思って引き返してきたとの事だった。


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    244 : 102[sage] 投稿日:2011/07/21(木) 19:50:39.83 ID:K+F3ZuES0 [20/34回(PC)]
    先ほどと違いボーっとしているを見取ったTが「大丈夫か?さっきからこの林道は 
    おかしな気配を感じてたんだけど… 
    俺の気のせいかもしれんがお前も判るか?… 

    お前が走り出してしばらくしたら、山間に響いていたエンジン音が 
    聞こえなくなっちまって…もしかして転落でもしたのかって心配になったんだ。 
    あんまりにも遅いから心配になって様子を見に来たんだが何かあったのか?」 
    と俺の肩に手を置きながらそう話しかけてきた。


    【スケジュールを合わせてやっと実現した旅 後編2】の続きを読む

    235 : 102[sage] 投稿日:2011/07/21(木) 19:08:58.32 ID:K+F3ZuES0 [14/34回(PC)]
    そしてそれはゆっくりと俺とバイクから離れて行き、凛とした清らかな鈴の音を残して 
    滝つぼの中へと消えて行った。 

    幻を見ていたかのように茫然自失している自分をようやく自覚したとき… 
    それが滝つぼに消えていった事がきっかけだったかの様に急に周囲の音が戻ってきた。 
    滝を流れる水の音・秋の虫たちの声・バイクのエンジンは止まったままだったが、 
    いつの間にか点灯していたヘッドライトが眩しすぎるほどに周囲を照らし出していた。 

    計器類のバックライトも正常に点燈している。全てが夢幻だったのかとも思えたが、 
    紛れもない現実である事を割れた右のバックミラーは雄弁に物語っていた。


    【スケジュールを合わせてやっと実現した旅 後編1】の続きを読む

    188 : 102[sage] 投稿日:2011/07/21(木) 05:02:40.05 ID:K+F3ZuES0 [6/34回(PC)]
    最初に映し出されていたものは神楽師のような衣装の袴のようなものだった。 
    しかし足袋のあたりはゆらゆらと揺らぐ鬼火の加減でうまく見る事ができない。 

    少し上に鏡面を向けようとしたがバックミラーは細かい角度調整が難しく、 
    裃のような衣装が見えたかと思った瞬間カクっと上方向に動きすぎて夜空を映し出してしまった。 

    微調整できないもどかしさを感じながら焦る気持ちを抑えつつ、もう少し下へ 
    鏡面を動かした時、ようやく俺はそれをうまく鏡の中に捉える事ができた。


    【スケジュールを合わせてやっと実現した旅 中篇3】の続きを読む

    136 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2011/07/19(火) 23:15:15.85 ID:BbnkMxRy0 [27/29回(PC)]
    まさに息を呑む情景に心を奪われた俺は完全に自失していた。 
    そして息苦しいほどの静寂に支配されていたこの空間に… 
    さっきまで途絶えていた虫の声に代わりにいつの間にか聞こえてきたのは 
    静かな鈴の音色だった。 

    遠くから近くから距離感が曖昧になっているが確かに鈴の音が聞こえる。 
    それにかぶさる様に性別は判らないが低く一定の音程で祝詞のような声も聞こえている。 

    言葉の意味はわからないが不思議と聞いている者の魂をひきつける様な 
    一種の波動のような物を感じる声だった。それが空間から耳へ、大地から両脚へ 
    直接伝わってくるような感覚だった。厳かな、そして秘めやかな祝詞に耳を傾けていると 
    段々と言葉の意味が直接頭の中に響いてきた。 

    断片的だが俺が聞き取れた内容はこうだった。


    【スケジュールを合わせてやっと実現した旅 中篇2】の続きを読む

    130 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2011/07/19(火) 22:53:33.34 ID:BbnkMxRy0 [21/29回(PC)]
    102です 

    規則的にアイドリングしていたバイクのエンジンが突然不規則になったかと思った 
    次の瞬間に止まってしまったのだ。 
    一瞬何が起きたのかが判らず思考停止状態になってしまった。 
    そして猛烈な不安感に襲われた。 

    周囲は月明かりもなく真っ暗。 
    聞こえるのは滝を流れ落ちる水の音と虫の声そしてヘルメットの中で妙に大きく 
    聞こえる自分の呼吸音だけ。 
    エンストしただけならばヘッドライトは点燈したままになるはずなのだが、 
    この時は違った。ヘッドライトはおろか計器類のバックライトもことごとく 
    消えてしまっていた。 


    【スケジュールを合わせてやっと実現した旅 中篇1】の続きを読む

    120 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2011/07/19(火) 22:28:20.12 ID:BbnkMxRy0 [15/29回(PC)]
    102です 

    そして後続のAはというとヘッドライトが消えて突然前が真っ暗になった事から 
    最初は自分が転倒したのかと思ったらしい。 

    ハンドルに衝撃を感じてTが消えたのがほぼ同時だったからだ。 
    何とかパニックブレーキでフロントタイアがロックする寸前で停車に成功したので 
    もらいゴケをせずに済んだと笑って話していたが、消えたヘッドライトを懐中電灯で 
    確認したAの表情はにわかに硬くなった。 
    Tが巻き上げた飛び石でヘッドライトが割れたと思っていたAだったが、ヘッドライトの 
    カバー自体には異常がないのに中の電球だけが粉々に砕けていたからだ。 

    走行中の振動でソケットが緩み、電球が中で踊ったために割れたのだろうとAは結論づけたが、 
    これまた不可解なアクシデントに首を捻っていた。


    【スケジュールを合わせてやっと実現した旅 前編3】の続きを読む

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