2015年12月

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    51 : メタルスライム ◆LuWpVnhAYs [] 投稿日:2010/08/20(金) 22:13:32 ID:hUSFt9UO0 [3/10回(PC)]
    (煙)(3/5) 

    と、同時に大量の黒煙が噴き出してきました! 

    そしてその煙の中から「うあぁぁ・・・おあぁぁ・・・っ」とうめき声がして、 

    数本の手がT氏の腕をつかみ、その煙の中に引きずり込もうとするのです! 


    T氏は慌ててその手を引き出しました。すると母親とおばあさんの2人が外へ引きずり出されたのです。 


    T氏と一緒にいた町内会長の2人で安全な場所まで運び出したあと、T氏は再び玄関に向かい 

    「他に誰かいませんかーーーー!!!」と大声で叫びました。 


    しかし、物音も無く人の気配もありません。 

    中からは5cm先も見えないような黒煙が噴き出し続け、何の装備も無いT氏はこれ以上は危険と判断し 

    その2人を到着した市消防に引き継いで消防団と合流、消火活動に取り掛かりました…

     
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    49 : メタルスライム ◆LuWpVnhAYs [] 投稿日:2010/08/20(金) 22:11:56 ID:hUSFt9UO0 [1/10回(PC)]
    (煙)(1/5) 

    私が所属している地域消防団の先輩 T氏が話してくれた体験談です。 



    ある冬の夜のこと。 

    T氏が仕事から帰る途中、消防団の仲間から緊急連絡が入りました。 

    「○○町2丁目で火事らしい。出られますか?」 

    偶然にもその付近を運転していたT氏は詳しい番地を聞き、現地で落ち合う約束をして、 

    法被と帽子を着用し、車を降りてあたりを見渡しました。 


    しかし、焦げ臭いにおいはなんとなくしますが、炎も煙も見えません… 

    T氏は聞いた番地を頼りにその家を探し歩きました

     
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    43 : 御子絵 ◆6scG3/0sFE [sage] 投稿日:2010/08/20(金) 22:07:13 ID:BjNlgK1Z0 [2/7回(PC)] 
    ≪夢が意味するもの≫ 1/3 
    私がオカルトに本格的に興味を持ったきっかけのお話をします。 
    夢は誰もが見るものだけど、起きてから覚えているかいないかの違いだけだと言う専門家もいますが、 
    みなさんはどうでしょう。 
    ……私はというと子供の頃から毎日の様に夢を見て、”夢を見るのがあたりまえ”の生活を今でも 
    送っています。 

    そんなある日の事。初めて親戚のおじさんの夢を見ました。『おじさんが家に空の金魚鉢を持って 
    尋ねてきたのです。今さっき父も母も出かけた所だったので、そう伝えながら「すみませんね、 
    何のお構いも出来なくて」私はそういって謝りましたが、おじさんはにこにこしていました』 
    と、こんな夢でしたが、ものすごく印象に残りました。 
    そしてその3日後です。病床のおじさんが亡くなったのは…。 

    …これが今から約20年程前の話。おじさんは亡くなる前にいろんな人に挨拶に行った時、たまたま 
    私が思いを受け止めたのかな?とそう思いました。ずっと後にいとこにこの話を伝えると 
    「そう、あなたにお別れを言いに来たの」と感慨深そうにしていました。 

    そしてこの夢を見てからです。”知り合い、友達、芸能人の夢を初めて見ると別れがやってくる…” 
    ようになったのは。…別れと言っても死別ではなく、バイトの仲間なら辞めるとか、上司の移動、 
    長期休暇、喧嘩別れ、気持ち的な別れ、芸能人は活動休止…と別れ方は様々で、期間もその日、 
    一週間後、半年後、数年後…と様々です。

     
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    26 : 笹湯葉 ◆bql30XnFgI [sage] 投稿日:2010/08/20(金) 21:48:11 ID:yruwq7A30 [1/1回(PC)]
    あれ? 


    夜も更けてきたことでございますから拙いながらこんなお話を・・・ 

    夜、やはり夏ですからその日も蒸されてしまうと窓を開けておりました。 

    マンションの三回といえどその日は風がなく独特の蒸し暑さでございました 
    玄関の隣にある自室で本なぞを読んでいたような気がします。 
    耳を澄ますと苦手な蛙の鳴き声が聞こえてき音楽を流し気にしないよう努めておりました 

    ふと、こつ、こつと靴音が聞こえてきます。父が帰ってきたのだと思いました。 
    ゆっくりこちらに近づいてきます。 
    驚かせてやろう、そんな悪戯心が湧きました。 
    電気を消し窓から声をかけてやろうと思ったのです、父の驚いたところを想像すると気持ち 
    声が良く通りました。おかえり!と声が響きます。 
    しかし、返事はありません、おかしいと思い窓からちらりと玄関を覗きます。 
    いない 
    誰も居りやしませんでした 
    では、私の聞いた足音はいったい・・・と考えたら急に怖くなり布団にもぐりこみ寝てしまいました。 

    そんな初夏のころのお話でございました。 

    ご清聴の程ありがとうございました 

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     24 : ◆3Lv4KTTgPo [sage] 投稿日:2010/08/20(金) 21:27:43 ID:pt788zZQO [2/4回(携帯)]
    怒涛のラッパー 


    俺が前に住んでいた家は霊的な現象がよくあった。 
    家鳴りやラップ音の類いも頻繁にあったが、パキッやパンッとかの可愛い音じゃなかった。 

    一番恐ろしかったラップ音は、家で友人と二人で居た時だ。 

    その日、母が兄が入院している病院に泊まる事になり、一人きりで居るのが嫌な俺は友人のKを家に招き、2階の自室でテレビを見てダラダラしていた。 
    Kが夜食でも買いにコンビニに行こうぜと立ち上がった時、ラップ音が始まった。 
    まず玄関のドアを勢いよく蹴破り、廊下を走り抜け、食堂の椅子やテーブルを投げつけ食器棚が倒れてガラスや陶器が割れる音が聞こえた。 
    俺達は固まった。何事が起きたのか理解出来ない。 
    ただ何者かが相当な悪意を持ち、家を荒らしている事は想像出来た。 

    次にドン!ドン!と階段を踏み抜く程の足音をさせながら2階へ上がって来て、部屋のドアを乱暴に殴りつけたり蹴ったりしている。 
    俺達は椅子やテレビを持ち、身構えながらドアを見ていた。 

    ドアが壊れるかと思う程揺れた後、ドアノブが回り、少し開いた。 
    俺達は色んな物をドアに向かって投げ続けたが、向こうからは何の反応も無い。 
    Kが『ゴラッ!殺すぞ!』と大声で叫びながらステレオのスピーカーを担ぎ上げながらドアを蹴り開げた。 
    しかしドアの向こうには誰も居ない。警戒しつつも少し安心した俺達は2階の他の部屋も確認して回った。 
    2階には誰も居ない。 
    Kは『居てるんは分かってるんじゃ!殺すぞ!』と叫びながらゆっくりと階段を降りる。俺は背後を気にしながらKの後をついて行く。 
    食堂を覗き込んだKは『ホ?』と間抜けな声を出した後、俺を手招きして食堂に入っていく 
    食堂は荒れた様子が無く、いつも通り整然としていて、玄関も破壊されていなかった。 

    ここまで激しいラップ音は後にも先にもこれだけだ。 


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    21 : タヲル ◆XHr7yPORVM [] 投稿日:2010/08/20(金) 21:23:55 ID:77R4z4th0 [1/2回(PC)]
    1/2 
    今から20年くらい前の話し。 
    当時、ソープやらヘルスやらに出前持ってくバイトしてました。 
    そこで色んな出逢いもあったけど、怖い?話しをひとつ。 

    もうとっくに潰れてなくなっちゃったあるソープランドなんだけど、地下に女の子の控え室があって受付に断って直接渡しに行くんです。ハンバーグ弁当とかね。 
    裸電球にカビ臭い室内で、ノーブラキャミソール姿のお姉さんが2・3人アグラかいてタバコ吸ってたりして。 
    でね、部屋の隅っこで一人だけ黄色いバスタオル巻いたお姉さんがいるの。俺が行く度、いつも、山積みした座布団の隣に。 
    もう想像ついたと思うけど、その姉さん幽霊だったと思う。肌が、オレンジ色の電球の灯りの下でも土気色しててね、ず~っと咳込んでた。

     
    【いまだに、あの姉さんはあそこでお客がつくのを待ってるんだろか?】の続きを読む

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    19 :  ◆3Lv4KTTgPo [sage] 投稿日:2010/08/20(金) 21:20:24 ID:pt788zZQO [1/4回(携帯)]
    死神坊主 

    当時俺の住んでた地域は月に一人は必ず死んでいた。 
    老若男女問わず自殺が多い。次いで事故や火事。 葬式や法事なんて日常茶飯事で、坊さんが行列で町に来る事も珍しく無かった。 
    ある日俺が居間で昼寝をしていた時、坊さんの行列がいつも通り念仏を唱えながら俺の家の前を通り過ぎた。 
    しかし、その日は何故か一人の坊さんだけ俺の家の前に留まり念仏を唱え続ける。 
    いつもと違う光景を不思議に思い、夕方頃帰宅した母と兄に昼間の事を話した。 

    すると母は顔色を変え『坊さんの行列なんて、この町には一度も来た事が無いよ。』と言う。 

    納得のいかない俺は『本当だよ!嘘じゃないよ!』と、まくし立てた。 

    母は『嘘じゃないのは知ってるよ。でもアレは人じゃない。不吉な者なの。アンタにも見えてたのは知らなかった』と言った。 
    母の話しでは、どうやら坊さんの行列が現れた翌日に人が死ぬらしい。 
    すぐに近所に住むUさんに相談し、坊さんに念仏を唱えられた事を話しすと、すぐに神社でお祓いを受けられる様に手配をしてくれ、俺達家族三人はお祓いを受けた。 

    そして翌日、また死人が出た。 
    うちの家族は無事だったが、兄の様子がおかしくなり始めた。今まで霊的なことなど一切口にしなかった兄だが『死神が見える。振り向くと、今にも殺されそうだ』と、頻りに訴える様になった。 

    ある日、俺はまた坊さんの行列を見た。人じゃないと知ってしまってからは恐ろしい存在だ。 
    坊さんの行列は俺の家の前で留まり念仏を唱えた。居間で耳を塞ぎ凍りつく俺を無視し、一人の坊さんが庭に入り込み、他の者達よりも大声で念仏を唱えた。 

    その後の事はよく覚えてないが、またお祓いを受けたらしい。 
    翌日、兄は事故に遭った。半年間意識不明で生死の境を漂ったが、奇跡的に命だけは助かった。 

    お祓いを手配してくれたUさんは一家無理心中で死んでしまった。 

    あなたの見ている坊さんも、死神坊主かも知れません。呪いの念仏を聞かぬ様、お気をつけて。 



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    15 : カンテン ◆uWa8c9Ru2g [sage] 投稿日:2010/08/20(金) 21:14:41 ID:NzwSnF7x0 [5/14回(PC)]
    「百物語、ひいてはKの思い出」 1/3                   代理投稿 姑 ◆100mD2jqic 

    オカルト板で百物語をする、という書き込みを見て、 
    私は高校時代にした百物語のことを思い出しました。 
    100話語り終えると怪異が起こるといわれている、百物語。 
    私達がした百物語でも、それは起こりました。 
    といっても、語り手が1人増えていた、といった類の事ではありません。 
    もっと、恐ろしい事です。百物語は、同級生8人としました。 
    語られた怪談はほとんどがどこかで聞いたことがあるような内容でしたが、 
    蝋燭以外何の光も無い、暗い部屋の中で聞くとかなりの恐怖感がありました。 
    100話語り終え、もう解散しようとした時、Kが突然叫び声をあげました。 
    Kは、集まった8人の中で唯一霊感があり、この百物語の発案者で、 
    百物語の会場はKの部屋でした。Kの叫び声を聞いてみると、こう叫んでいました。 
    「マキノが来る! 殺される!」マキノ、と聞いて思い出しました。Kが語った怪談を。 

    Kが幼い頃、近所にマキノという男の子が住んでいて、よく一緒に遊んでいたが、 
    マキノは交通事故で死んでしまった。するとその翌日から周りに誰もいないはず 
    マキノの声が聞こえるようになった。大体、こんな話でした。 
    急に叫び始めたKを、私たちは取り押さえました。 
    少しして叫ぶのをやめたKですが、やがてこんな事を呟き始めました。

     
    【百物語、ひいてはKの思い出】の続きを読む

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    10 : タヲル ◆XHr7yPORVM [sage] 投稿日:2010/08/20(金) 21:09:13 ID:XmQS70Nv0 [1/4回(PC)]
    1/4 

    もうかなり昔の話し。 
    俺の知人、仮にMさんとしておきましょうか、彼の運転する車が猫を轢きました。 
    Mさん、ふだんからお酒好きでその日も仕事終わりに一杯ひっかけホロ酔いで帰宅しました。 
    あろうことか飲酒運転です。ダメな奴です。 
    轢いたあとすぐ車から降り、愛車のバンパーを調べ、タイヤのホイールを調べ、車高の低い改造車が無傷なのを確認すると「あ~良かった」などとほざいてまた運転席に戻っていきました。 
    その時、降りた時は気付かなかったのですが、地面と車体とのわずかなすきまに猫がはさまって死んでいたそうです。ころんと首だけ出して。 
    イヌ好きの俺としてもゆるせない話し。バチ当たればいいんだと言ってやりました。相手はは先輩ですが。 
    お察しの通り、見事に当たりましたバチが。 
    まずMさんの愛車が常に獣臭くなりました。あのヤン車特有の芳香剤とあいまったなんともいえない臭さ。そして猫の鳴き声。 
    次に本人から匂いだし、身体を洗おうと服を変えようと無駄でした。しまいにはMさんのしゃべる語尾に「ニャア」が聞こえてくるようになり(ちょっとマヌケですが)、俺も含め周囲の人間が皆「これはおかしい」と思うまでになり、お祓いを薦める声もあがりました。 


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    889 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2011/07/14(木) 08:16:33.78 ID:DYL6c9l20 [1/1回(PC)]
    直接心霊とかではないのだが。 

    数年前、千葉のある堤防に友人達と釣りに行った時の話し。 
    夏なので夜釣りをしたかったのだが、初めて行く堤防だったので様子見をかねて明るいうちから始めて夜釣りに入る事にした。 
    日中は何も釣れず、周りの釣り人もただ竿を出して常連さん達と話してるだけの状態だった。 
    しばらくして日が暮れはじめると、常連さん達が「じゃ、また明日」などと言いながら次々と帰ってしまい、最後は俺らだけになった。 
    土曜日で堤防貸し切りなんてラッキー過ぎるわーなんて話していたら、日暮れ時のゴールデンタイムに突入。 
    入れ食い状態でアジやらイワシがかかってくる。久々のラッシュでテンション上がってたら、チャリに乗った地元のおっさんが話しかけて来た。 
    オッサン「釣れてる?」 
    俺ら「昼から粘ってやっと釣れ始めましたよー」 
    オッサン「そうかぁ。でも真っ暗になる前に帰りなよ。ここ出るから」 
    俺ら「え?」 
    オッサン「向こうの角さ、一段下がってる所があるんだけど、そこに花があるんだよ。」 
    俺ら「 さっきまで常連さん達がいて見えなかった…」 
    オッサン「ここ前から事故が多いから、その時も声かけたんだけどね。やっと釣れ始めたから、もう少しやってから帰るって言われてね…」 
    俺ら「マジですか…だから常連さん達、皆帰ったんだ…」 
    オッサン「地元じゃ割と有名だからねぇwま、一人じゃないから大丈夫だと思うけど、念のためね。夜釣りするなら穴場教えてあげるよ」 

    で、穴場を教えてもらいながら平静を装いつつ、全員竿に仕掛けをつけっ放しで慌てて片付けて移動した。 
    この時の皆んなの慌て様は笑い話になるのだが、何故常連さんがいなくなって、俺ら新参だけになった途端釣れ始めたのかと考えると今でも少しゾーッとする。 


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