235 : 林 ◆t9nOsDb75I [sage] 投稿日:2010/08/21(土) 02:06:07 ID:369QDkKcO [1/3回(携帯)]
【行けば出る・・・らしい】1/3
話は一昨年の夏にはじまる
ある日、漏れが二階の自分の部屋にいると外から妹の声がした
「お~い、久志~!(漏れの名前、仮名です)」、大声で何度も呼んでいる
近所まで響くような大声で名前を連呼されてムカついた漏れは、窓から顔を出して妹を叱ったが
妹の方はびっくりしたような顔をしてこちらを見上げ、やがてコソコソとどこかへ行ってしまった
しばらくして妹が息を切らして二階まで上がってきて真面目な顔でこう言った
さっき漏れの部屋の窓に知らない変なおばさんがいたのでおかしいと思って漏れを喚んだら
同じ窓から漏れがそのおばさんと重なるように顔を出したので怖くなって逃げた、という
漏れは呆れて「今、この部屋にそのおばさんはいるのか?」ときいたら
妹は恐る恐る部屋の中を見渡して「おらんみたい・・」と言うのでその時はそれでおしまいになった
漏れは霊感とか全くないようで、その手のものは見たことがないのだ
しかし、その晩ベッドに入っていたら隣の部屋の妹がマンガ持ってやって来た
しかし入って来た途端に「あっ」という顔をするので、漏れが「昼間のが居るんか?」と聞くと、頷く
漏れ「どこに?部屋のどの辺に居るんだ?近くに居るのか?」と慌てて尋ねると
妹は「もうフトンの所におる、久志の左側に一緒に居る!」
それを聞いて漏れは堪らずフトンから跳ね起きて妹と一緒にダッシュで一階の親の寝室まで走った
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