2015年08月

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    216 : その6[sage] 投稿日:2009/12/27(日) 23:11:05 ID:7jwJJ7JM0 [6/10回(PC)]
    「ザッ ザッ ザッ」 
    と、森の奥から何かが近づいてくる音が聞こえた。野生の動物か、野犬か。 
    コックリコックリと船を漕いでいた叔父も、その音に目が覚めた。 
    「明らかに人間に近い足音と気づいた途端、ゾッとしたね」 
    最初は奥さんが来た、と思ったらしいが、あの電話を終えてからこんな短時間でここまで来れるわけがない。 
    いや、あの電話は実は近くからかけていたとしたら…もしくは、他に仲間がいたとしたら…? 
    叔父は寒さなどお構い無しに、全ての窓や戸を開け、アウトドア用のナイフを手に、臨戦態勢で息を殺していた。 

    「ザッ ザッ ザッ」と言う音は一向に止む事はなく、明らかにこの小屋に向かっている。 
    「それから10分後くらいかな。もうな、普通にこの小屋を訪ねて来るように、玄関の戸に立ったんだよ。足音の主が」 
    「○○?(妻の名前)」 
    と旦那が叫んだ。が、すぐ、驚愕から恐怖の悲鳴に変わった。 
    「奥さんの様で、奥さんじゃないんだよ。顔は、ほとんど同じなんだな。だが生気が無いと言うか。 
     で、この真冬に素ッ裸だぜ? でな、最初は旦那は(妻の様なモノ)の裸に驚いて声を上げたと思ったんだよ。 
     違うんだよな。肌の質感も色も、木、そのものなんだよ。で、もっと怖かったのは、 
     左右の手足が逆についてるんだよ。分かるか? それが玄関に上がって来ようとしてな、 
     右足と左足が逆なもんだから、動きがおかしいんだよ。上がり口に何度もつっかえたりして。それが何よりおそろしくてなぁ」 
    確かに想像するだけでもイヤな造形だ。

     
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    211 : その1[sage] 投稿日:2009/12/27(日) 23:05:16 ID:7jwJJ7JM0 [1/10回(PC)]
    【ドルイド信仰】 
    ドルイドとは、ケルト人社会における祭司のこと。Daru-vid「オーク(ブナ科の植物)の賢者」の意味。 
    ドルイドの宗教上の特徴の一つは、森や木々との関係である。ドルイドはヤドリギの巻きついたオークの木の下で儀式を執り行っていた。 
    柳の枝や干し草で作った編み細工の人形を作り、その中に生きたまま人間を閉じ込めて、火をつけて焼き殺し、 
    その命を神に奉げるという、人身御供の祭儀も行っていた。 
    刑罰の一種として、森林を違法に伐採した場合、樹木に負わせた傷と同じ傷を犯人に負わせて木に縛り付け、樹木が許してくれるまで磔にするという刑罰もあった。 


    自分の叔父は、仕事柄、船で海外に行く事が多かった。詳しい事は言えないが、いわゆる技術士だ。 
    1年の6~7割は海外(特に北欧)で仕事をしている様な人で、日本に帰って来ている時は良く遊んでもらったものだ。 
    今は既婚で、引退して悠々自適な生活を送っており、知識も豊富でバイタリティ溢れる快男児だ。 
    以前も、2話程、叔父関連の話を書いているはずだ。その叔父に、こんな恐ろしい話を聞いた。 
    当時叔父は30代で、彼女とマンションに同棲しており、幸せに暮らしていた。 
    ひょんな事から、お隣さんと親しくなったらしい。お隣さんは年配の夫婦で、病気の子供が1人。 
    旦那さんも仕事柄、海外に飛ぶ事が多いとの事だった。話題も合うと言う事で、叔父とは意気投合し、 
    その奥さんも温厚で、夕食を呼んだり呼ばれたりする仲にまでなったそうだ。ある年の真冬。 
    そのご夫婦と賑やかな食卓を共にしていると、そのご夫婦の別荘の話題になった。 
    何でも、関東近郊の閑静な山奥に、別荘を1つ所有しているらしい。 
    近くには小川もあり、魚等も釣れ、年に1度は家族で、病気の息子の療養がてら遊びに行くらしい。 
    どうやら今年は仕事の関係で行けなくなったらしく、叔父達に、良かったら使ってくれても良い、との事だった。 
    アウトドア好きな叔父は、喜んで使わせてもらう事になった。そんな叔父と趣味も合った彼女も賛同したらしい。 
    そして、翌年の年明け、叔父は彼女と共に、その別荘へと向かった。
     
     
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    198 : 集団トランス状態[sage] 投稿日:2009/12/27(日) 21:20:22 ID:093j9Vvg0 [5/9回(PC)]
    その悪がきぶりはそうとうなもので 
    暴力はあたりまえ、 
    給食費をうばったりなんてことも 
    あるような生徒でした。 
    クラスのみんなはそんな坂本君を相当に嫌っており、、 
    ある日事態は、Sへの仕返し計画的なものの 
    発動へとすすんでいきました。 
    坂本君をこっく○さんに裁いてもらうという方法で。 
    当時小学生だからこそ実行してしまったゆえ、 
    あの忌まわしい出来事のきっかけになるとも知らずに。 
    私たちのクラスは、Sがたまたま学校を休んだある日の放課後、 
    自分のクラスではもっともSを嫌っていたCを計画の筆頭的な立場にさせていました。 
    ちょうどクラスごとのお楽しみ会が近々あり、その計画や準備をしていた時期だったので 
    放課後残っていても怪しまれることはありませんでした。 
    Cと、CほどではないにしろSに恨みを持つEがこっく○さんの十円玉に手を載せ 
    その儀式は始まりました。

     
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    194 : 集団トランス状態[sage] 投稿日:2009/12/27(日) 21:14:01 ID:093j9Vvg0 [1/9回(PC)]
    私が小学校5年生、そして6年生のころに体験した事実です、 
    当時地元の新聞にも載りました。 

    当時こっく○さんがブームで、 
    オカルトに興味があった私も興味津々だったので 
    同じクラスの、幼馴染の親友Aと、 
    親が神社をやってるまじめ(俺らのグループでは)B、 
    儀式そのものに参加はしないものの 
    見届け役としてC(おっちょこちょいでふざけ癖がある)と一緒に 
    こっく○さんをやろうという話になりました。 
    そして放課後・・・・・ 
    4人以外みんな帰宅したのを見計らい、 
    私たちはこっく○さんの準備を始めました。 

     
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    171 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2009/12/27(日) 13:22:18 ID:5Epv3M6C0 [1/3回(PC)]
    霊感はたぶんまったくなしの自分が体験した一番怖い話です。 
    怖くなかったらすいません。 

    山口の周南市(旧徳山市)に回天の基地があったことは、 
    映画にもなってるので知ってる人もいると思いますが、そこでの話。 
    ちなみに回天ってのは人間が操縦する魚雷の事です。 

    俺は釣りが好きで、光市やら周南市の漁港近くで普段から釣りしてたんですが、 
    回天の基地でいい釣り場があると言われ、興味を持ちまして、 
    フェリーで行ってみることにしたのです。 

    釣り場は魚雷を下ろすように掘り下げられた場所があり、その下が水深も深くて、 
    びっしりと生えてるカラス貝の周りに目で見えるぐらいの沢山の魚が泳いでいました。 
    すでに自分以外にも釣り人が着てて、 
    開いてる場所を陣取ってカワハギやらアジやらをサビキで釣りまくってました。 

    沢山釣れたのでそろそろ帰ることにしました。 
    次のフェリー到着までちょっと時間があるので 
    回天の実物を展示してるところを見てまわりました。

     
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    892 : 神の目を持つ男[sage] 投稿日:2010/01/11(月) 23:30:41 ID:AdoiIOMH0 [1/6回(PC)]
    霊感が有るとか幽霊が見えるとか、何時も主張している友人が居た(以下Y) 
    俺はYの言い分を全く信じていなかったので何時も馬鹿にしていた 
    ある日の事、俺はYから幽霊が見えるAVなる物を借りる事になった 
    当然の如く、それらしい物は何も見えず。肝心の部分もモザイクで見えず。 
    俺はYに文句を言った。「モザイクで肝心の部分が見えないんだけど?」 
    Yは言った「意識を集中して目を凝らせばモザイクが消えて見えるよ」 
    馬鹿にされていると思ったので、最初はYに文句を言っていた俺だったが 
    目を細めればAVのモザイクは消えて見えるという噂を聞いた事もあり 
    何よりもモザイクの向こう側への探究心が俺を駆り立てた 
    俺は家に帰って、Yから受けたアドバイスを実践してみる事にした
     
     
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    167 : 1/2[] 投稿日:2009/12/27(日) 12:46:42 ID:mxMzlx660 [1/3回(PC)]
    社会人三年目の私の話です。 
    今、同棲を始めて4ヶ月目なんですが、段々共同生活というものに慣れてきました。 
    最初は、些細な習慣の違いなんかが目についたのですが、そういうことがあまり気にならないくらいには馴染んできたとこです。 
    部屋は、元々一人暮らし用の狭いアパートなので、個人の部屋もなくベットも一つ。 
    狭いわりには大きな摩擦も起こさず、うまくやっていると思っています。 

    昨日、寝ようと思ってベットに入り込んだところで、彼がふと思い出したように言いました。 
    「そういえばさ、ゆうべどんな夢見てたの?w」 
    「何で?」 
    「なんかすごいうなされてたよ。最初はうーんうーんって言ってるだけだったんだけど、 
    そのうち頭を左右にぶんぶん振って呻きだしてさ。 
    流石にこれは起こしてあげようと思って声かけたら、思いっきり向こうに寝返り打って壁に頭ぶつけてたw」 
    (ベットは壁際にあって、彼が手前、私が奥に寝てるので、彼に背を向けたときに壁にぶつかったってことらしいです) 
    「えー?ホントにー?夢なんて全然覚えてないよーw」 

    実際、前の晩の夢なんて全く覚えていなかったので、それを聞いたときに少しビックリしました。 
    一体どんな夢を見てたんだろう・・・怖い夢なら大抵起きてからも覚えてると思うけど・・・ 
    うなされるほどヒドイ夢を見たのに忘れるなんて、ちょっと気になりました。 
    それに実家にいるときも自分の部屋で寝てたし、上京してからは一人暮らしだったので、寝てるときにうなされてるなんて聞かされたのは初めてでした。 
    学校の修学旅行の時も、いびきがヒドイ子や寝相の悪い子は朝になるとからかわれてましたが、私はそういうことを言われたことがなかったので 
    「自分は寝てるときは大人しいんだ」と思ってました。 

    まあ夢なんて全部覚えてるわけないし、きっと今までも指摘してくれる人がいなかっただけで夜中にうなされてたりすることがあったのかもしれない、 
    と気にはなりましたが大した問題でもなかったので、そのまま二人で眠りに就きました。


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    870 : 2[sage] 投稿日:2010/01/11(月) 20:11:13 ID:2NcW3rkY0 [2/8回(PC)]
    小学校のころ、まだ親の実家で住んでた。俺はサザエさん一家でいうタラちゃんの立場。 
    で、祖母・祖父・叔父(まぁカツオだな)・母・父・俺で住んでた。 
    ちなみにその叔父(以下カツオでいい?)は大学中退して今で言うニート。 
    癇癪おこしたりすることもあって、今思えば精神的に病んでたんだろうな。 

    叔父と俺以外はみんな仕事なり出かけてるなりでいない日がよくあったんだけど、 
    そういう時の度にカツオに「忘れられない怖い思いしてみたい?」だとか 
    「頭おかしくなっちゃうことしてあげようか?」とか言われることがあり、何となく怖かった。 


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    51 : 45[sage] 投稿日:2009/12/26(土) 19:32:51 ID:3Ckvss8GP [4/10回(p2.2ch.net)]
    一応これでも修験道の行者やってます 
    お寺と師弟関係を結び、京都に有る某本山で僧籍をもっています。 

    そんな私が駆け出しの頃体験した怖い話です。 
    やっぱり修行をしていますとだんだん霊感が付くものです。 
    入門して多少の修行経験を積みお寺の師匠から 
    「霊感付いてきたみたいだから外でお経を読むな、家以外ではお経を読むな」などと言われ出した頃です。 
    性分的にダメと言われると、「なぜダメなの?」と思い体当たりで戒めを破りなぜかを知りたがる性分 
    自宅以外でお経を唱えましたね。 
    実際、やっている人はわかるかもしれないですがお堂やお寺で唱える読経と自宅で漠然と唱えるお経では違うものなのです、神様仏様の前で唱えると気持ちが違うものなのです。


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    765 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2010/01/09(土) 23:21:20 ID:7A5Z2N/a0 [1/5回(PC)]

    俺の家族って俺が言うのもなんだけど結構色の濃い人達の集まりなんだ。 
    父親は心霊系が大嫌いでテレビで見てたら家から突然出て行くほど嫌いなんだ。 
    母親は何故だかわからないけど俺とか他の兄弟が連れてくる友達をたまにだけど一緒にいないほうがいいとか言ってくるし、 
    歳の離れた兄は重度のヲタクで歳のおかげか人脈も広く色々な人を俺に合わせてくれる。 
    そして1つ下の弟は重度の電波か本物なのかは知らないがいわゆる「見える人」なんだ。 
    俺は自分では普通だと思っているが、かなりの頻度で弟のせいで心霊系に属するような体験をさせられているんだ。 
    で、今回話そうと思ってるのもその弟の話。弟が古本屋で買ってきた本の話なんだけど、皆の中にも俺が今から話す本と同じ者を見たことがある人がいたらその本について教えてほしいんだ。 
    駄文で悪いけどほんのりした視線で許してやってほしい。 

     
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