2015年04月

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    17 : ①[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 23:54:18 ID:8qPC7aS0O [1/3回(携帯)]

    5年前の6月中旬、金曜の夜でした。 

    仕事が終わって会社を出たのが8時前、自転車に乗って家へ帰りました。 
    その通り道には3部屋×2階の非常に古いアパートが空き地の中にぽつんとあります。 

    数か月の間に周りの建物が全部壊され、そのアパートだけが残っていました。 
    そこには左下の部屋にだけ人が住んでいますが、後は空き部屋のようです。 
    右上の部屋はベランダがボロボロで壊れていました。 

    その日の昼間、会社で先輩達がそのアパートの話で盛り上がっていました。 
    右上の部屋のベランダに人が立っているのを見たというのです。 
    私は自転車を止めて興味本位でその部屋を見てみました。 

    左下の部屋には電気がついていますが、他は真っ暗、よく見えません。 
    それでも目を凝らしていると、右上で黒いものが動いたように見えました。 
    人のようです。しかし、あのボロボロのベランダに人が立てると思えません。 

    そのうち、その人がこちらを見たような気がして、背筋がぞっとしました。
     
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    14 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2009/06/19(金) 23:09:44 ID:wn8chaeNO [2/2回(携帯)]

    トミノの地獄 


    姉は血を吐く、妹(いもと)は火吐く、 

    可愛いトミノは宝玉(たま)を吐く。 

    ひとり地獄に落ちゆくトミノ、 
    地獄くらやみ花も無き。 

    鞭(むち)で叩くはトミノの姉か、 
    鞭の朱総(しゅぶさ)が気にかかる。 

    叩けや叩きやれ叩かずとても、 
    無間(むげん)地獄はひとつみち。 

    暗い地獄へ案内(あない)をたのむ、 
    金の羊に、鶯に。 

    皮の嚢(ふくろ)にやいくらほど入れよ、 
    無間地獄の旅支度。 

    春が来て候(そろ)林に谿(たに)に、 
    暗い地獄谷七曲り。 

    籠にや鶯、車にや羊、 
    可愛いトミノの眼にや涙。 

    啼けよ、鶯、林の雨に 
    妹恋しと声かぎり。 

    啼けば反響(こだま)が地獄にひびき、 
    狐牡丹の花がさく。 

    地獄七山七谿めぐる、 
    可愛いトミノのひとり旅。 

    地獄ござらばもて来てたもれ、 
    針の御山(おやま)の留針(とめばり)を。 

    赤い留針だてにはささぬ、 
    可愛いトミノのめじるしに。 

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    10 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 22:46:31 ID:qzptn8FO0 [2/2回(PC)]

    松○みよ子「現代民話考」にでていた話。 

    終戦から幾らもたってない頃と思われます。 
    当時の家は、台所が土間のままってのいうのも多かったんですね。 
    記憶を頼りに書いてるので細部はちがうかも。 

    タクシー運転手の奥さんが、まだ五才になったばかりの子を 
    残して亡くなった。 

    父親は仕事ででかけている時間が長く、そのあいだ隣の家に子どもを 
    預けていたのだけれど、深夜になっても帰ってこないのものだから、親切で面倒をみていた隣人も
    さすがにしびれを切らして、子どもをひとりの家に帰してしまうことも多かった。 

    子どもは寂しくて、父親が帰ってくるまで、親の名を呼んで泣いていたそうだ。 
    ある晩、子どもの泣き声がぴたっと止まり、笑い声が聞こえてきた。 隣人は、


    「ああ父親が帰ってきたのだな」


    と納得したのだけど、そのしばらくあとに父親の帰宅する音が聞こえてきて、 


    「父ちゃんおかえり」


    と子どもが出迎えている。 
    そうした夜が何晩かつづいて、不審になった隣人はある晩、子どもの 
    様子をみにいった。 

    子どもは、暗い部屋でひとりで喋っては笑っている。 
    その様子が、だれかと話しているもののようなので、翌日、父親に 
    そのことを話した。 
    父親は、子どもに毎晩だれと話しているのか、とたずねた。 


    「母ちゃんだよ。おいらが寂しくて泣いてると、母ちゃんがきて、 
    だっこしたり、頬ずりしたりしてくれるの」 


    「それで母ちゃんはどっから入ってくるんだ?」 


    子どもは、土間の縁側を指さした。 


    「あの下から、にこにこしながら這ってでてくるよ」 


    それから父親は仕事をかえて、早く帰宅するようになったそうだ。

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    987 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2009/07/17(金) 07:30:59 ID:P5TWqTyTO [1/3回(携帯)]
     
    私の話ですが、友達とバイト先の焼肉店へ給料を取りに行く約束をしました。 
    と、前日の深夜。いきなり電話がかかってきました。電話を見て、ん?って思ったんですが… 

    普通、携帯だと着信相手からの番組が表示されますよね。それか非通知って。 
    何も表示されないんです。画面が真っ暗で、ただ電話が鳴ってたんです。 


    「はい…」


    恐る恐る電話に出ました。 


    「あっ、今平気?」


    相手は知らない、若い男の声。


    「明日5時だよね?」 


    私が待ち合わせしていた時間でした。 続く
     
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    984 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2009/07/17(金) 07:03:04 ID:hrLIlGwZO [1/2回(携帯)]

    うちの母は少し変わった経験をしてます。 
    ある日、母からメールが来ました。 


    『昨日、鐘の音が聞こえてきたんやけど。あんたに何かあったんかと思い、心配です』 


    母が言うには、昔から、寝てる時に


    「カンカン」


    って鐘を鳴らすような音が聞こえてくるそうです。 
    ただそれは毎日ではなく、何かの時に鳴るそうで…。 

    母がそのメール↑をくれた日、私は風邪をひいてました。熱も39度位で、一人で苦しんでいる時だったのです。 
    他にも、一人暮らしの妹が体調を崩した時も、母は鐘の音が聞こえたそうです。 

    そんな鐘の音の中で、1番酷く鳴った時があったらしいです。 

    母はいつも通り寝ていると、突然、除夜の鐘のような、すごい音が聞こえてきました。 
    あまりの音に頭が割れそうになり目が覚めました。 

    何か起こる!と母は思い、2階の私達を起こし、家族全員と外の犬も連れて、居間に集められました。 


    続きます
     
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    979 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2009/07/17(金) 01:03:55 ID:C9XJzCXJO [1/1回(携帯)]

    小学校入学したばかりの頃、鍵っ子でいつも一人で遊んでたんだけど、 
    ある日突然知らない女の子たちに話しかけられた。 

    三人くらいいて、まだ小学校行ってないみたいで
    自分より一つ下くらいの年齢だったと思う。ごく普通の子供。 


    「〇〇ちゃん(全然知らない人の名前で覚えてない)何してるの~?」 


    みたいに話しかけられて、最初は誰かと勘違いしてるのかと思った。 
    でもどうせぼっちで友達いないから、うまいこと話合わせて知り合いのふりして遊んだ。 

    その日から時々どこからともなく彼女たちが現れては遊んでいた。 
    その子たちと遊ぶときは同じ年齢のふりをしてたが、相変わらず


    「〇〇」


    という間違えられた名前のままで呼ばれていた。 
    そして自分もそれを訂正せず、その「〇〇」という人物になりきっていたので、
    円滑な友人関係を築いていた。 

    そんなある日。小学校のオリエンテーションでクラスの皆で並んで通学路を散策していたら、
    いつも例の女の子たちが現れる場所にさしかかった。 
    すると彼女たちが居て、こちらを見ていた。
    年下と遊んでいるのがクラスの奴にバレるとまずいと思った私は気づかないふりをして通りすぎた。 

    後日彼女たちに会った時 


    「〇〇ちゃん、小学校行ってたんだね」 


    と言われ、それから彼女らに会うことは無くなった。 
    翌年の四月、あの子たちが入学してくるんだろうなと思ったけど、居なかった。 

    みんな私立の小学校に行ったのか、引越したのか、あるいは私の幻覚だったのか 
    今となっては少し不思議な話です。 


    長文失礼しました。

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    957 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/07/16(木) 05:38:05 ID:5+HxcgQ+O [1/1回(携帯)]

    一年ぐらい前の事、仕事帰りにiPodで音楽聴きながら地下鉄に乗ってた。 

    座れなかったから車両の連結部分辺りに立ってたんだけど、 
    一番近くのドア(走行中なのでもちろん閉まってる)の間から 
    ムリーン!!ってな感じでショッキングピンクの人らしきものが入ってきた。 

    ゴムとスライムの中間くらいの質感で目鼻立ちも手足の指も無かったけど人型だった。 

    何!!?と思って凄くびっくりしたんだが他の人は全く気にして無いみたいで、
    私だけがソレをガン見してる状態。 

    そのピンク野郎は普通に人と同じ速度で5、6歩くらい歩いて反対側のドアからムリュン!!と出て行った。 

    後にも先にもそれ以来そいつを見てない。 
    ぷるぷるして気持ち良さそうだったから是非触ってみたかった…
     
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    953 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/07/16(木) 03:09:54 ID:7Me6IVgx0 [2/2回(PC)]

    せっかくだから一つ。あんまり怖くも無いが 

    俺の部屋の収納棚の一つが、夜寝ようと思って電気を消してしばらくすると 
    カタカタカタカタ鳴る。電気をつけると音は止む。 

    その収納棚にはミニカー、読まなくなった漫画、姉貴の西洋人形、図工の時間の課題・・・ 
    ガキの頃のオモチャその他ガラクタがぎっしり詰まっている。 

    気味悪いんで電気つけて寝てるが、そのうち整理整頓でもして昔を懐かしむぐらいはしようと思う
     
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    898 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/07/14(火) 16:41:59 ID:GHM469qbi [4/6回(iPhone-SB)]

    >>894続きです 

    すれ違った後、友達と顔を見合わせました。 
    姉にオナニーが見つかった時よりビックリしたのはあれが初めてです。 
    何せ、四日前にすれ違った人と偶然にも同じ様なシチュエーションで全く違う土地でもう一度出会うのです。 
    ヒッチハイクなんかしてるとすれ違うだけの人間なんて計り知れません。 


    私達は恐怖を通り越して感動すら覚えていました。 

    あの家族連れもこっちに気付いたのか? 

    お互い何故あの家族を覚えていたのか? 

    確率にするとどのくらいになるのか? 

    またどこかて出会うんじゃないのか? 


    確実に最南端に到着したときよりもはしゃいでいました。いい土産話ができたと。 

    さて、最終のバスに乗ってゲートへと戻ってきた私達はまた車をつかまえなきゃいけません。 
    辺りに車が走っている気配も無いので、私達はゲートの前に張り込むことにしました。

    岬から帰ってくる観光客をつかまえる作戦です。何せ五時になれば入り口は閉まる訳ですから
    皆ここを通って帰っていくはずだからです。
     
    【鹿児島県の最南端佐多岬   後編】の続きを読む

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    885 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2009/07/14(火) 11:24:54 ID:GHM469qbi [1/6回(iPhone-SB)]

    四年前、ヒッチハイクで日本を旅するのが友達と流行っていたときの話です。 
    今考えても不可解な内容なのでもしここで解決するようなら有難いです。 


    その時の旅は、東京から私の地元島根を経由し、
    鹿児島県の最南端佐多岬まで行って帰ってくるという内容でした。 


    島根についた時にはもう夕方近くだったので、実家で一晩を過ごし、
    次の日に友達と二人で出雲大社へと参拝に行こうということになりました。 
    縁結びの御守りを買うためです。

    ちなみにこの旅は当時彼女に振られてしまった友達の傷心旅行も兼ねていました。 


    一通り参拝も済んだところで、そろそろ行こうかという話になり本道を鳥居の方へと歩いて行たときです。
     
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