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    301 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2010/08/30(月) 21:44:48 ID:v//82ntd0 [1/1回(PC)]
    実家にある掛け軸の話。 

    いつ誰が買ってきたのかも定かでない、 
    床の間に飾ってある龍神様の描かれた小ぶりの掛け軸。 
    聞けば祖母が嫁いできた頃には既にあったって言うから、既に70年以上前のもの。 
    この掛け軸に悪さをすれば良くない事が起こる。 

    私が5歳位の時の話。 
    お盆って事もあっていとこが家に泊まりに来た。 
    同い年の男の子が結構な暴れ者で、龍神様の掛け軸に向かって物を投げ始めた。 
    うちの家族やその子の母親は「それは一応神様なんだから悪さをするな」みたいなことを言うんだけど、 
    いとこは言う事を聞かずに掛け軸に物をぶつけていた。 
    その夜、その男の子が大泣きしてその声で家族中目が覚めた。 
    「手がぁ…!手がぁ…!」って言って男の子ギャン泣き。 
    見ると、その子の右手がパンパンに腫れてた。 
    その腫れ方っていうのがちょっと変わってて、 
    薄手のビニール手袋に水をパンパンに入れると、 
    手の平の所に水が溜まって風船みたいになるんだけど、まさにそんな腫れ方だった。 
    救急で病院に行って見てもらったら右手に水が大量に溜まってた。 
    案の定「ほら、言わんこっちゃない!悪さするからだ!」ってなったんだけど、 
    その翌年、更に暴れ者になった男の子はあろう事かその掛け軸をわざと蹴っ飛ばした。 
    「祟りなんてねーよ!やれるならやってみろよ!」って言葉付きで。 
    そしたら今度は次の日に何も無いところですっころんでその拍子に右足の骨とあばら骨を折った。 
    どうやら龍神様、「やれる事をやった」らしい。



    302 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2010/08/30(月) 21:51:34 ID:iJvkfCye0 [1/1回(PC)]
    龍神様すげえ

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    292 : はんなり ◆pY8wVSD01g [sage] 投稿日:2010/08/21(土) 03:29:09 ID:9FhPPqS70 [22/29回(PC)]

    たんなる夢だったのかもしれない。 

    数年前のこと、不思議な夢を見た。 
    一両だけの小さな電車に乗っていた。その電車は山肌にススキが群生する中をコトコトとのどかにすすんでいた。 
    今まさに夕日が沈もうという時分で、車窓から見えるススキの原も黄金色に輝いていた。 

    私は座席に座っていたのだが、ふと気づくと目の前に 2年前に亡くなった叔母が立っていた。その叔母が[うちらは次の駅で降りるけど、あんたはどうする?]と訊いてきた。 
    その時の私には特に目的地も無かったが なんとなく 「もうちょっと乗って行くわ」と答えたら、叔母はニコニコしながら「そうか」と言い、次の停車駅で降りていった。すると他の乗客達もぞろぞろと全員降りてしまった。 
    車内でひとりぼっちになった私はちょっと驚きながらも、単線の電車だったためとりあえず終点の駅まで行き、遅くなったら親が心配すると思いながら折り返しの電車に乗って地もとの町まで帰ってきた。 

    目覚めたときは怖くもなんとも無かったが、あのとき 叔母と一緒に降りていたらどうなっていたんだろう…と思うとちょっとひんやりしてしまう。 

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     286 : きしりっしゅ ◆Ux29IdM5BI [] 投稿日:2010/08/21(土) 03:23:32 ID:sZhrIUxy0 [6/7回(PC)]
    「写真」1/2 


    前行ってたバイトのおばちゃんから聞いた話。 


    おばちゃんがまだ若い頃、県外で就職してる妹さんが帰省してて、 
    家族で写真を撮ろうという話になったらしい。 

    言いだしっぺが親父さんで、 
    普段写真なんて渋る親父さんが撮ろうなんて言うなんて、 
    珍しいなあっておばちゃんは思ったって。 

    家族4人だったりお袋さんと二人とか妹と一緒とか親父さんひとりとか、 
    いろんなポーズでフィルム一本分撮りきって、 
    そのフィルムは妹さんが勤め先の近くに安く現像してくれるところがあるから、 
    現像できたら送るわねーと持って帰ったそうな。 


    その久々の帰省から半年もたたないうちに、 
    何と親父さんは急な病気で急逝してしまった。 

    余りに急な事でお袋さんもおばちゃんも妹さんもぱたぱたしてて、 
    フィルムのことはすっかり忘れちゃってたらしい。 
    思い出したのはもう49日もとっくに過ぎた頃だったって。 
    お父さんこうなるのわかってて、急に写真撮ろうとか言い出したのかしら、って、 
    おばちゃんとお袋さんは涙が出たって言ってた。

     
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    283 : 代理投稿 ◆100mD2jqic [sage] 投稿日:2010/08/21(土) 03:19:26 ID:9FhPPqS70 [20/29回(PC)]

    【無題】 1/2 

    先日の事。 
    友達が少し遠くへと遊びに出かけた時のこと。 
    その日は急遽とりきめて出かけた所為でタイミングが悪かったのか準備不足か 
    見に行きたかったお店は探せず名物であった食事もお店がお休みで食べることが出来ず 

    少し早いけれど、と家路につくことにしたらしい。 

    しばらくしてから車でラジオを聞くと、大きな地震が海外であったらしく海沿いの道は全面通行禁止。 
    それは先ほど通った道も含まれていて、早く帰れていなければきっと渋滞に巻き込まれていたとのことだった。 

    「よかったね、ラッキーだったね」と私が笑うと 
    「それがね・・・。」と友達は言いにくそうに話をつづけた。

     
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    223 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2010/08/30(月) 02:31:28 ID:71ynXdIJ0 [1/3回(PC)]
    1人暮らししてた時の話なんだけど、怖い目に遭った。 
    文章へたくそだし読む人はあんま怖くないかも。 

    住んでた部屋は6畳のワンルームで、玄関あけると台所で、その奥が部屋。 
    引き戸で部屋と仕切ってる。 

    最初の異変つーか怪現象は引っ越してきて2か月目くらいたった夜。 
    いつも通り布団に入ってうとうとしてたんだけど、 
    その時玄関からドアノブ回すみたいな物音がして目が覚めた。 
    で、なんか台所をミシミシ歩きまわる音がすんの。 
    引き戸の擦りガラスに人影うつってんの。 
    戸締りはちゃんとしたつもりだったけど、ドアチェーンもないドアだったし、 
    もしかしてピッキングかよマジこええやべえってなった。 
    いきなり行動すると相手に気取られてヤバいんじゃないかって思って、 
    寝た振りしながら侵入者(と本気で思ってた)が近付いてきた場合の対処を 
    必死に頭の中でシミュレートしてた。 
    ギリギリまで引きつけて飛び起きて押さえつけようとか。今思えば無謀だ。 

    長すぎるって規制かかったんで一旦ここで切る。

     
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