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    鉄の門が勢いよく開く音と軽快な足音がした。おれは全力で家の方に向かった。 

    しばらく走って住宅街にたどり着いた。その公園の角を曲がればもうすぐ家だ。後ろを振り返っても誰もいない。 
    おれは息を整えながらも早足で歩いた。 

    「わるいひとみっけ」 

    楽しそうな声とともに、公園の入り口から男の子が駆け足で出てきた。

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    夜中に家から15分くらいのところにあるTSUTAYAいったんだけど、
    何も面白そうなのないからそのまま出た。 帰り道に昔通ってた保育園のそばを通った。 
    ピンク色の背の高い柵のすぐ向こうが広場になってて、砂場とか滑り台がある。 
    懐かしいなと思って、ちょっとの間中を眺めてた。 

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    俺の地元では毎朝6時と正午、それと夕方の1日3回、どこからか童謡のメロディが流れて 
    時間を知らせてくれるんだ。愛の鐘って呼ばれてた。 

    どこから聞こえてくるのかずっと不思議だったんだけど、ある時に友達のAが
    「ねぇねぇ、ユウイチくん(俺)、あの鐘って××山の上から流れてるんだって。いまからBと一緒に行ってみない?」そんなことを言い出して、 
    放課後その山に登ってみることになった。 


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    息を止めて箱罠を除くと、中にいたのはぐちゃぐちゃに腐り果て、その上の旱天に日干になった、見たこともない大グマだった 

    いまだがつてこれほどの大グマにはお目にかかったことがない 
    惜しいことをした、面倒臭がらずに回収しに来るんだった……と思いながら箱罠を開け、 
    中からクマの死骸をひきずり出した瞬間、老人ははっと息を呑んだ 
    【秋田・岩手の山里に住む元マタギの老人 後編】の続きを読む

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