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    590 :本当にあった怖い名無し[sage]投稿日:2005/04/30(土) 17:12:27 ID:SqHO5UZd0[2/4回(PC)]
    私の大学の後輩がつい最近、こんな体験をしたという。 

     彼は、大学近くの学生寮に住む大学生である。ある日その寮で、 
    やり残しの課題をやっているうちに眠くなったので机の下に足を突っ込んで寝ていた。 
     すると、身体がピクリとも動かなくなって目が覚めた。 
     今はまだ夜の七時。窓外にはまだ薄明かりも残っているし、 
    部屋の電気もコウコウとついているので、別に怖いという感覚もなく、ただ、 
    徹夜続きから来た疲れが金縛りの原因なんだな、となんとなく思っていたのである。 
    すると、急に部屋の隅に誰かがいる気配がした。 
     なんだろうと思ってそちらに目をやると、 

     
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    247 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] : 投稿日:2002/08/31 00:04:00
    私の母から聞いた話なのですが 

    母の小学校時代の親友が集団就職で郷里の福島から東京のとある工場で住み込みで働いていたときのこと。 
    仕事はひじょうに過酷で帰省はもちろん休みすらほとんど取れないような生活だったそうです。 
    そんなでもどうにか生活にも馴れて来たある日、郷里から「ハハキトク」という電報が届きました。 
    が、融通の利かない上司は休暇を出してくれません。 
    今から40年近く前の当時の厳しい世相柄、職を投げ打つわけにもいかず、 
    田舎の母を想いながらも彼女は仕事に取り組んだそうです。 
    と、それから数日後の夜、自分の下宿で就寝していた彼女は下宿の窓をコツコツと叩く音に目を覚ましました。 
    何だろうと窓を見ると、何と窓の外に田舎で臥せっている筈のお母さんがいるではありませんか。 
    「かあちゃん!」 
    彼女は飛び起きようとすると、 
    「(彼女の名前)、ごめんな…」 
    と、お母さんははらはらと涙を流すとスーッと消えてしまいました。 
    翌朝、彼女のもとにお母さんが亡くなられたという電報が届いたそうです。 

    私の母はちょうど高校の夏休みで東京に遊びに来ており、 
    旧交のことや、彼女の田舎のお母さんとの事なども心配だったので、 
    他の進学組と集団就職組の友達数人と彼女の下宿を訪ねると、 
    あの夜こんな事があったんだよーという彼女の涙涙な話に母たち一同もただ涙だったそうです。

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    233 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] : 投稿日:2002/08/28 03:21:00
    友だちのお父さんが、自分にしてくれた話。 
    彼には、物心ついた頃から母親がいなかった。 
    母親は、死んでしまったと、彼の父親に聞かされていた。 
    そして、彼が7才の時、父親が新しい母親を連れてきた。 
    新しい母親は、彼のことを自分の子供のように、 
    大切に育ててくれたので、3人家族になってからの方が、 
    彼の人生は幸せなものだった。 
    そして、彼が高校生になったばかりの頃、 
    いつものように、通学路を家に向かって歩いていると、 
    30代後半位の、着物を着た女性が向かいから歩いてきた。 
    彼の住んでいたところは、まだまだ当時は田舎で、 
    田んぼや畑、山などに囲まれていた。 
    彼の通学路は、そんな山のふもとにある舗装すらされていない、 
    人がふたり、やっとすれ違えるような一本道だった。 


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    741 :実話です[]投稿日:2005/08/23(火) 15:32:56 ID:3uG7woMP0[1/5回(PC)]
    1/5 
    俺が中2の時、同級生に「前さん」と呼ばれていた男子がいました。 
    前さんはシャイな子でしたが、運動神経が良く腕力も強かったので 
    うちの中学ではケンカの強い子・目立つ子達の中の一人でした。 
    そんな前さんは俺と同じ陸上部に所属していて、短距離・砲丸を 
    専門にしていました。 
    中2の春季大会の時に前さんが砲丸で大会出場が決まった時からの話です。 

    普段から余り冗談やオフザケをするタイプでは無かったんですが 
    選手に選ばれてから、前さんは普段より口数が減っていきました。 
    そんな前さんを見て俺達は、「大会に初めて出るので緊張しているのだろ」 
    と話をしていたんですが、日に日に様子がオカシクなって行きました。 
    口数が減り、一人で居ることが多くなり、笑わなくなり、話しかけても 
    返事もしなく、話かけているこちらさえ見ませんでした。 

    大会の前日には、ずっと無表情で一日中床を見詰めていました。


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    578 :潜水士 ◆MK4bj1r2OY [sage]投稿日:2005/04/24(日) 19:31:08 ID:zgzws7Co0[1/9回(PC)]
     ひとつ恥を忍んで告白すると、私の兄は今、心の病気を患って精神病 
    院に入院している。 
     7年前、兄は親から受け継いだ家業を失敗してしまった。借金は土地 
    や家財を売却して何とか返済したが、文字通り「一文なし」になってしま 
    った。働きに出てみたものの、30代半ばに至るまで外の世界を知らな 
    かった兄には厳しかったらしく、やがて心の変調をきたしてしまった。 
     入院して5年が経ち、その間に離婚が成立した。ただそれは、お義姉 
    さんが兄に愛想を尽かしたのではなく、働く能力を失った兄が『生活保 
    護』を受け取るために仕方のない措置だった。 
     お義姉さん自身は市からの母子手当てを受け取りながら、朝から晩 
    までパートに出て、ふたりの子供を育てている。しかも、彼女の都合の 
    つく限り、見舞いにも来てくれていた。既に縁が切れているにもかかわ 
    らず、世話をしていただいて本当に申し訳なく思う。 
     私も毎週末は兄の許へ見舞いに出かけている。ある週末、病室に顔 
    を出すと、兄もいつものように明るい笑顔で迎えてくれた。 
    「兄さん、着替えと生活用品、おやつのお菓子を持って来たよ」 
    「ありがとう。いつも済まんな」 
     しばらくの間、兄と世間話を交わす。最近では、精神病患者とは思え 
    ないほど言語ははっきりしているし、会話の内容もしっかりしている。こ 
    の様子なら退院も可能なのではないかと、淡い期待をしてしまう。


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