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    685 : 全裸隊 ◆CH99uyNUDE [] : 投稿日:2003/01/07 21:15:00
    実家は俺の父親が継いでいるが、実は本来の長男が居た。 
    俺の伯父に当たるわけだが、戦前に幼くして亡くなった。 
    今で言うインフルエンザだと聞いたように記憶しているが、 
    ともあれ、貧しい我が家では医者にも診せられなかった。 
    祖母にとっては、それが心残りでならなかったらしい。 

    戦後、昭和30年代らしいが評判の良い降霊師がいたので 
    自宅に呼び、伯父を呼び出してもらった。 
    祖母としては一言詫びたかったそうだ。 

    伯父が降りたとたん、降霊師は土下座せんばかりになり 
    親よりも早く死んだ自分はとんでもない親不孝者ですと 
    言い、ひたすら泣き続けた。 
    祖母は詫びるどころか言葉を失い、絶句してしまったが 
    一緒に居た近所のばあさんが降霊師に声をかけた。 
    「お前さんが亡くなって、食い扶持が減ったから、他の 
    兄弟は病気にもならずに大きくなれたんだよ」 

    つづく 


    【・゚・(ノД`)・゚・ うおーん 】の続きを読む

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    674 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] : 投稿日:2003/01/04 04:19:00
    いい話の次でスンマセン。 

    心霊体験って全然なかったんだけど、なぜか、 
    一体の幽霊だけ見えるようになってた時期がちょっとだけあった。 
    通勤路の途中にいたんだけど、そいつはいつもうつむいてて、 
    なんとなく80年代を匂わせる服装をした細身の青年だった。 
    そいつを見ても不思議と怖いと思ったことはなくて、それよりも、 
    なんでいつもいつもうつむいてるのか気になって、寂しそう 
    だし、いつか声かけてやろうかなぁ?と思ったのね。 
    そしたら次の日、あんにゃろう紙袋を頭にかぶってやがった…。 
    話かけんなってことだろうと思って、「無視することにするわ」 
    って心で思った次の日から、やつの姿が見えなくなったんだよね。 
    幽霊って彼しか見たことないから、今でもうつむいたマンマなのかなぁ?と 
    ふと思うことがあります。 

    スレタイとずれてる話だからサゲ。 



    675 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] : 投稿日:2003/01/05 10:22:00
    >>674 
    紙袋…… 
    何となく笑えるような、無気味なようなw 



    676 : 674[sage] : 投稿日:2003/01/05 21:41:00
    >>675 
    私はかぶってるの見た瞬間、笑ってしまいました。 
    幽霊も紙袋かぶれるんだぁ…と、なんか感心したり、 
    私じゃダメか…と、少し悲しい気分になったり。複雑w 

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    656 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] : 投稿日:2002/12/28 20:38:00
    死んだ母方のおじいちゃんの話。 

    私の妹、一時荒れてた頃があって、母と毎日ぶつかってて… 
    私は独り暮らしをしていて、この話は後で聞かされたんですが… 

    精神的にボロボロだった母が、ある日眠る前に、もう亡くなって 
    随分経つ祖父に「おじいちゃん、どうしたらいい?助けて…」と 
    泣きながら眠ったらしくて。 

    そしたらその夜、おじいちゃんが夢に出てきたらしいんだ。 
    いつも着ていたスーツを着て、暗闇の向こうからゆっくり現れて 

    「○○(私の妹)はしょうがない子だ、連れて行こうか?」 

    と聞いて来たらしい。母は「あんな子でも私の子だから…気持ちだけ 
    もらっとくね、ありがとう」と答えたら、「そうか」と寂しそうにまた 
    暗闇に消えて行ったそうです。 

    次の朝、起きて来た妹が 
    「夕べ生まれて初めて『金縛り』にあった。暗闇に引っ張って行かれそうに 
    なって息も出来ずに…怖かった」と言ったそうです。 

    いまだに母は「あの時冗談でも『連れてって』と言ってたら… 
    と思うとゾッとする」と言ってます。 
    妹と母はそれがキッカケで仲良く暮らすようになりました。 
    おじいちゃん、ありがとう…かな。 

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    617 : 全裸隊 ◆CH99uyNUDE [] : 投稿日:2002/12/11 17:10:00
    旧スレに書いたような気がするが、見つからないので・・・ 
    我が家の人妻が10日ほど入院する時の事。 
    子供の世話や家事など、仕事の都合もあり俺だけでは 
    ちと辛い状態になりそうだった。 
    まあ、短期間ではあるし、どうにかなるだろう。 
    そんな気でいた所、ある夜、父が祖父の夢を見た。 
    祖父は父に向かってこう言った。 
    「まあ、うちで何とかしてやらなきゃ、しょうがあんめえ」 
    祖父の死後30年以上の間、一度も祖父が夢に出て来た事など 
    ないと言う父(薄情な息子だ・・・) 

    結局、帰りが遅い俺のカバーに父母が動いてくれ、 
    子供の学校や食事等、大いに助かった。 

    じいさん、ありがとう。 

    祖父は俺が生まれて2ヶ月後に亡くなったが、皮膚病を 
    患っており、伝染るといけないからと、とうとう一度も俺を 
    腕に抱かず、近くで顔を覗きこむだけだったという。 



    618 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] : 投稿日:2002/12/11 18:12:00
    >>617 
    おじいちゃん、あなたの事かわいくてかわいくて 
    だからこそ抱かずに我慢してたんだろうねぇ。 
    今でも愛して見守ってくれてるんだね。 

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    571 : SMP ◆RFBSn2kAFg [sage] : 投稿日:2002/11/26 19:31:00
     現在私が唯一接触できる幽霊さんが婆さんです。 

     盆と命日に必ず私の所に来ては、あれ食べたいこれ食べたい。 
    食い物の事ばっかり言って荒らして帰ります。 
     孫が20人以上いるのに私と従兄弟の2人の所にしか 現れません。 
    従兄弟と私には娘がいます。2人だけが力が強過ぎる傾向があるので 
    様子を見にきてくれているそうです。他に行かない理由もあるのですが 
    婆さん曰く、 
    「墓なんかワシ思い入れないから行かへん」「仏壇趣味悪い」 
    「無視されるから子供の所行ってもしゃあない」 
    悪態つきまくりです。 
      
     私の娘は2才なのですが婆さんを認識しています。 
    婆さんも調子にのって「叔母さんよ~」と娘に二世代嘘をついてます。 
    もちろん私の突っ込みは無視です。  
     娘はおもちゃを引き寄せたり、テレビの画面を触ったら画像がグニャグニャに 
    歪んだり、私の幼少時と似てしまっています。 
    私は婆さんがいたから普通に育ったと常々思っています。 
    「あんたは自分がワシにしてもらった様にこの子を育てや。相談に乗るから」 

    ありがとう。…ってあんたいつまで来る気なの。って言うかあんた死んでる。 
    面と向かって言えないのでここで言わせて頂きました。 

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