28 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] : 投稿日:2003/04/12 00:05:00
    これはOLとして働きながら、ひとり暮らしをしていた数年前の夏の夜の話です。

    私が当時住んでいた1DKは、トイレと浴槽が一緒になったユニットバスでした。
    ある夜、沸いた頃を見計らって、お風呂に入ろうと浴槽のフタを開くと、
    人の頭のような影が見えました。
    頭部の上半分が浴槽の真ん中にポッコリと浮き、
    鼻の付け根から下は沈んでいました。
    それは女の人でした。
    見開いた両目は正面の浴槽の壁を見つめ、長い髪が海藻のように揺れて広がり、
    浮力でふわりと持ちあげられた白く細い両腕が、黒髪の間に見え隠れしてました。
    どんな姿勢をとっても、狭い浴槽にこんなふうに入れるはずがありません。
    人間でないことは、あきらかでした。
    突然の出来事に、私はフタを手にしたまま、裸で立ちつくしてしまいました。
    女の人は、呆然とする私に気づいたようでした。
    目だけを動かして私を見すえると、ニタっと笑った口元は、お湯の中、
    黒く長い髪の合間で、真っ赤に開きました。
    (あっ、だめだっ!)
    次の瞬間、私は浴槽にフタをしました。フタの下からゴボゴボという音に混ざって
    笑い声が聞こえてきました。
    と同時に、閉じたフタを下から引っ掻くような音が・・・。
    私は洗面器やブラシやシャンプーやら、そのあたりにあるものを、わざと大きな音を
    立てながら手当たり次第にフタの上へ乗せ、慌てて浴室を飛び出ました。
    浴室の扉の向こうでは、フタの下から聞こえる引っ掻く音が
    掌で叩く音に変わっていました。

    私は脱いだばかりのTシャツとGパンを身につけ、部屋を飛び出ると
    タクシーを拾い、一番近くに住む女友達のところへ逃げ込んだのです。


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    762 :アリエル ◆FISHzTnYEQ [sage]投稿日:2005/09/02(金) 01:48:52 ID:k9JKbbsK0[1/5回(PC)]
    私が小学校3年生のころ、クラスで怖い話が大流行しました。 
    中でも一番人気を集めたのは、学校の七不思議で、 
    お決まりの「夜になると動き出す人骨模型」や「トイレの花子さん」の話でもちきりになりました。 

     その中の一つに、「体育館の裏扉」というのがありました。 
    木造の体育館のステージ裏の通路に、大きな開き扉が設置されていて、 
    その扉を開けると、異次元の世界に吸い込まれる、というものでした。 
     「体育館の裏の通路なんて、入ったことないね」と、私がいうと、 
     「ちょっと見に行ってみようか」と親友のミナちゃんが言いました。 
    好奇心にかられた私たちは、その日の放課後、例の扉を見に行くことになりました。 

     ステージの裏通路に潜り込むには、まず、袖部屋にあるドアから入らなければなりません。 
    しかし、ドアの前には、跳び箱やら、マットやら、平均台などの用具が置かれていて、 
    それらを片付けなければ中に入れませんでした。 
    二人でそれらをどかし、私が先に古びたドアノブに手を掛けました。 
      「?!」 
    ノブの下に、小さく何かが貼られていました。 


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    58 : (@'ω'@) ◆9EROlg8skM [] : 投稿日:2003/04/12 00:50:00
    部屋数が12あるそこそこ綺麗なアパートなんですが、住人は私を含めて
    4人しかいません。と 言うのも 出る と噂があるからです。しかし、噂は噂で、
    6年住んでいる私はそんな経験もなく静かなアパートに大変満足していました。
     しかし このあいだ奇妙な体験をしてしまい、引越しを考えています。 ある日、
    お風呂に入っていると何か変な気配を感じました。しかし私はシャンプー中で
    目をあけられずにいた為、気のせいだと自分に言い聞かせました。
    すると、後ろから肩のあたりを誰かにかるーく (トントン) とされたような
    感じがしました。 慌てて振り向いても 誰もいません。疲れてんだよ!! 
    と自分に言い聞かせ、風呂からあがりビールを飲んでいると、シャンプーなどを
    おいてある棚がたおれた音がしました。 恐る恐る覗きに行くと、誰もいませんが
    やはり棚が倒れていました。 その日は棚を元に戻し ビールをがぶがぶ飲んで
    床につきました。


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    543 :潜水士 ◆MK4bj1r2OY [sage]投稿日:05/03/11 19:14:54 ID:OLQSATCQ0[1/5回(PC)]
     子供の頃、夏のお祭りに『見世物小屋』の興行がありました。『見世物 
    小屋』と言っても、みなさんが期待するような『身体障害者を晒し物にす 
    る』のではなくて、健常者が妖怪に扮装して見物客を脅すという内容でし 
    た。つまり、ただの『お化け屋敷』です。 
     掘立て小屋の正面には、おどろおどろしい絵と描き文字で「恐怖、満月 
    の狼男!」「フランケンシュタインは実在した!」「蛇女、現る!」と描かれ 
    た看板が立ててあり、下世話な好奇心を煽り立ててくれます。私は親の 
    反対を押し切って、友人たちと一緒に見世物小屋に入りました。 
     小屋の中は仕切り壁で作られた部屋がいくつも並んでいて、見物客は 
    順路に沿って鉄格子の隙間からそれぞれの部屋を覗いていくという、本 
    当にただの『お化け屋敷』でした。(本当の『見世物小屋』は、サーカスの 
    ように観客席と舞台があり、フリークスたちが舞台の上で芸を披露する) 
     それぞれの部屋の鉄格子の向こうに、付け髭が半分浮いている狼男 
    や短身小太りのフランケンシュタイン、ニシキヘビを首に巻く中年蛇女が 
    いました。彼らのいかがわしさはどこかユーモラスで、特に中年蛇女は 
    「おまえら全員、頭から飲み込んでやるぞッ」と脅してくるくせに、私たち 
    が鉄格子の隙間から手を入れて蛇の頭を触ろうとすると、「噛まれるか 
    ら触っちゃだめッ!」と注意してくれる優しい方でした。私たちはニコニコ 
    と笑いながら見物することができました。


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    94 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] : 投稿日:2003/04/18 23:59:00
    友人から聞いた話です。
    数年前に彼が東京で一人暮しをしていた時の話で、
    当時付き合ってた彼女が家に来ることになっていたので、
    夕方の5時くらいでしょうか、
    彼はシャワーを浴びようと浴室へ向かいました。
    シャワーを浴びて汗を流していると、
    浴室と脱衣スペースを隔てる磨りガラス越しに、
    じっと立ってる人影があるのに気付きました。
    しかし彼は、彼女が来たんだろうと考えて、
    気にも止めず、シャンプーを手に取ってアタマを洗い始めました。

    しばらくして風呂を上がると、
    同時に玄関のドアが開いて、
    彼女が入ってきました。
    不思議に思い彼女に尋ねると、
    今、来たばかりだと言いました。
    おかしいなと思いながらも、
    大雑把な性格の彼は深く考えずに、
    見間違えでもしたんだろうと自分を納得させました。

    数日後、彼が同じ様にシャワーを浴びていると、
    再び磨りガラスに人影があるのに気付きました。
    さすがに気味が悪くなり助けを呼ぼうかなどと思いましたが、
    今度こそ彼女かもしれないなんて考えていると、
    その人影が急に磨りガラスに顔面を押し付けてきて、
    見知らぬ女の引き攣ったもの凄い形相が浮かび上がりました。
    彼は心臓が止まるかと思うくらい仰天して情けない声を上げて叫びました。
    女はしばらく鋭い目付きで睨んだ後、
    走って逃げていったそうです。

    後日、彼はそのアパートを引き払い別の場所に移り住みました。

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